ピアノ調律 & のこぎり演奏       おんらく館 おぎ原まこと

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のこぎり演奏

「のこぎり演奏ってご存じですか?」
機会があれば今でも質問しています。

幸い最近では「知らない」という人は随分少なくなりましたが、「知っている」と答えた人も大半は「ぼよよ〜んってやつでしょ?」とか「ビヨンビヨンってやつでしょ?」という返事。
勿論中には「キレイな音で素晴らしいですよね」と言って下さる方もいます。ごくわずかですが・・・

そんな「のこぎり演奏」ですが、起源は意外に古いです。
諸説あって正確なところは分かりませんが、都家歌六師匠から伺った和田則彦さんの説を紹.
介いたします。



起源について大きく3つの説があります。
@北米説:北米ネイティブアメリカンの土着楽器。
Aスカンジナビア説:1800年代初めにスカンジナビアで演奏したのが最初。
B南米説:南米のある部族が労働課の伴奏としてマレットで打ち鳴らした。
1850年頃それを見たドイツの行商人が帰国した際に「歌うノコギリ」として製造販売したところ忽ちヨーロッパ、アメリカ全土に普及した。
上記3つが有名説ですが、中でもBが有力らしいです。

何れにしろ、最初にのこぎりを鳴らして楽しんだのは、木こりということには間違いなさそうですね。

その後20世紀にアメリカで、サーカスやバラエティーショー等で盛んに取り入れられ、1920年代には寄席芸人(ボードビリアン)にとって人気はピークになった。
1921年に創立した「ミュッセル&ウェストファル社」(アメリカ)にて年間30万挺以上の「ミュージカル・ソウ」を完売。
1928年、クライバーという奏者がベルリン国立歌劇管弦楽団と共演。
1930〜1940年は戦争による武器製造=鉄不足のため衰退。(但しこの説に限ってはかなり眉唾らしいです)その反面、奏法が更に発達してカントリーの分野にまで広がる。
1980年代レトロブームの影響か?華々しくリバイバル。「のこぎり音楽の祖父」故トム・スクリブナーに触発されたベテラン・ソウヤーが育っていった。



また、ヘンシュ(ドイツ)、オネゲル・ミヨー(フランス)、黛俊郎(日本)、松村禎三(日本)等がこの楽器のために曲を書いている。

日本には昭和9年頃から伝わっている。(銀座で演奏したという新聞記事もあるらしいのですが、入手したら紹介したいと思います)

以上の内容は昔のメモ書きを元に書いてありますので、間違った表記、新しい情報等ありましたら是非お知らせ下さい。

また私の所では「のこぎり演奏」と表記していますが、一般には「のこぎり音楽」で親しまれています。
英語読みでは「ミュージカル・ソウ」「musical saw」と呼ばれます。
これらのタンゴをキーワードにユーチューブで検索したら多くの演奏を聞くことが出来ると思います。



この「のこぎり」という楽器、一番最初はおそらく木槌や木の枝等で叩いて鳴らしていたと思われます。
それでだと思いますが音楽事典で「のこぎり」を調べると大概「打楽器」の項目で紹介されています。ステージでは「勘で弾くからカン楽器」なんて言ってますが。(笑)
今では弓で弾くのが一般的です。それ故「擦奏体鳴楽器」なんて言い方をするそうです。(他のHPで見かけました)
ただ、鉄板そのものを鳴らすわけですから「板楽器」なんてのが一番ふさわしいんじゃないかと?(笑)

ちなみに手持ちの音楽事典で「ミュージカル・ソウ」を調べてみました。新音楽事典 音楽之友社

ミュージカル・ソー musical saw(英) <音楽鋸>。
西洋鋸の柄を膝頭でおさえ、左手で鋸の先をおさえ、そり具合を加減して音程を変え、ヴァイオリンの弓でひく。
音色は刺激的でかん高く神経質な感じを与える。ポルタメントが絶えずつく特性があるが、純正調が出る。

音色に対する表記が残念ですね。。。どなたが弾いたどんな音色を元に書かれたんでしょうね?

上手に弾けばとても癒し効果のある美しい音色がします。




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